前頭葉の離陸
 知力トレーニングの中の、いくつかは残像を使ったものです。なにかの一点をしばらく見つめていると、目を閉じたらそれが残像になって見えます。たいていは白黒が反転し、赤いものを見たあとの残像は緑になるというように色も補色になります。なにかを強く覚えることをまぶたに焼き付けるといいますが、目で見た情報が脳に記憶され、目を閉じてもその記憶が脳内の視覚回路に伝わるのが残像です。残象がよく残るようになれば記憶力も上がり、記憶カが上がれば残像がよく見えるようになります。
 上の絵に@ABの書かれている所に下の絵では小さな点があります。この三点を凝視することにより、残象を見る訓練です。
 「前頭葉の離陸」は記憶力を伸ばす以外に、前頭集を刺激し、創造力を伸ばす働きもあります。
 「前頭葉の離陸」の上部中央の円の中の六角形は「ダビデの亀」と私が名付けた図形です。ダビデの亀が描かれたこの円を「亀太陽」と呼ぶことにします。「前頭葉の離陸」の使い方は次のとおりです。使うのは下の絵のほうです。

1.@にある点を十五秒間見つめる。点を凝視しているとき、知能を高める波動が亀太陽からひたいに向かって出ているのをイメージする。

2.目を聞じ、十五秒間残像を見る。その間次のイメージを心に描く。 「自分は飛行機のパイロットで滑走路を今まさに離陸するところだ。空高く亀太陽に向かって飛んでいく。」

3・あとは1.の@点をAの点に変え1,2を行ない、,次に1.の点をBの点にかえ1,2を行なう。